Water added to the sand locked individual grains together, preventing them from piling up in front of the sledge.
(砂に加えられた水が、砂の1粒1粒をしっかりとかみ合わせて動かなくし、そりの前で積もるのを防いだ。)
ワンポイント解説
preventは「防ぐ」「妨げる」という意味の他動詞で、特に“A prevent B from doing”「AはBが~するのを妨げる」→「Aが原因でBは~しない[できない]」という形での用法が大切です。
【例1】
(a)Urgent business prevents me from coming to pick you up.
(b)I cannot come to pick you up because of urgent business.
「急用でお迎えに上がることができません」
「人」を主語とする(b)よりも、「原因」を主語とする(a)の方がずっと堅い響きを持つ点に注意しましょう。このように、preventは特に因果関係を客観的に示すときに用いられます。
【例2】
(a)The treatment prevented the cancer from developing.
「その治療はガンが進行するのを防いだ」
(b)The treatment will prevent the cancer from developing.
「その治療はガンが進行するのを防ぐだろう」
(a)、(b)ともに<原因(the treatment)→結果(the cancer not developing)>という関係を表しています。(a)は過去のことを表しているので「実際にその治療を行った結果、ガンの進行が止まった」という意味となるのに対して、(b)は未来のことを表しているので「もしその治療を行えば、ガンの進行は止まるだろう」という<条件→予想される結果>という意味合いが生じる点に注意しましょう。『TOEFL® TEST スピーキング英単語』での用例は、(a)に当たりますね。
また、次の例のようにfromの目的語には動名詞だけでなく、名詞も用いられます。
【例3】
Painting the fence will prevent it from erosion.
「フェンスにペンキを塗れば腐食が防げるだろう」
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.13 Unit1 Lecture1 Original⑥)
確認問題でチェック!
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
I wonder [that / it / studying abroad / was / prevented / what / him / from].
(彼が留学できなかったのは一体何が原因なのだろう。)
- 正解と解説 ※クリックすると解答をご確認いただけます
I wonder [what it was that prevented him from studying abroad].
☞ what it is that V「Vするのは一体何なのか」(Vの主語である疑問代名詞whatを強調した構文)。
☞ prevent O from doing「Oが~するのを妨げる」「Oが~できない原因となる」。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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