How we see is a complex activity involving eye-brain coordination.
(私たちがどのようにして物を見るのかは、目と脳の協調した作業を伴う複雑な活動である。)
ワンポイント解説
coordinationは <co-(共に)+ ordin-(並ぶ)+-ate(動詞化)>を語源とする動詞coordinateから派生した名詞です。元となる動詞coordinateの主な意味を例文と共に確認してみましょう。
【例1】
Our task as the host country is to coordinate the needs of different member countries and implement the agreed-on action plan.
「開催国としての私たちの仕事は、異なる加盟国のニーズをすり合わせて合意を取り付けた行動計画を実行に移すことだ」
1つ目の意味は「全体としてうまく機能するように個々の活動などを調整する」という意味です。放っておくとバラバラの方向に行きかねないものを、1つの目的に向かってまとめていくイメージです。この意味では、carry out(…を実行する)、implement(…を実行する)、develop(…を開発する)など、coordinateの次のステップを示す語と連携して用いられるのが典型的です。
【例2】
You need to coordinate legs, arms and breathing to swim effectively.
「うまく泳ぐには脚、腕そして呼吸をうまく連携させる必要がある」
2つ目の意味は「ある活動をするために複数の身体の部位を連携させる」という意味です。「1つの目的に向かって異なる要素をまとめる」という意味合いは1つ目の意味と同じですが、特に身体や認知の機能に特化して用いられます。今回の『TOEFL® TEST スピーキング英単語』文例のcoordinationはこの意味のcoordinateが名詞になったものです。
【例3】
This room looks all wrong! You should have coordinated the color of the curtains and that of the floor.
「この部屋は見た目が全くおかしいよ! カーテンの色と床の色を調和させるべきだったね」
3つ目の意味は、おおむねカタカナ語の「コーディネートする」に相当します。衣服や調度品について、全体的なバランスを得るために個々の色合いや形状などを調整することです。
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』p.211 Unit10 Lecture1 Paraphrase①)
確認問題でチェック!
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
Coups often [the lack / from / of / between / coordination / result] the civilian and military authorities.
(クーデターは文民機関と軍事機関の間での調整不足が原因で起きることが多い。)
- 正解と解説 ※クリックすると解答をご確認いただけます
Coups often [result from the lack of coordination between] the civilian and military authorities.
☞ result from A「Aが原因で生じる」。
☞ the lack of A「Aの不足[欠乏]」。
☞ coordination between A and B「AとBの間の調整」。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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