And in order for the object to move in a certain direction, he said, the pressure must be properly controlled.
(そして、物体が一定の方向に運動するためには、圧力が適切に制御されなければならない、と彼は言ったのです。)
ワンポイント解説
今回取り上げる単語はobjectです。objectは「…に向かって」という意味のob-と、「投げる」という意味のjectからなる単語です。つまり「投げる方向にある物」として「物体」、「投げる標的⇒投げる先にある標的」である「対象、目的」といった意味が生じます。皆さん、英語で英文構造を記号で示すときに「目的語」を「O」で示しますよね。そう、これは「目的語」という意味のobjectの頭文字なのです。またobjectには動詞としての用法もあり、object to Aで「Aに反対する、Aに意義を唱える」という意味を表します。
jectを語源とする単語は様々あります。例えば、ejectは「外へ」という意味のe-と、「投げる」という意味のjectで「外へ投げる=排出する」という意味を表しますし、injectだと「中へ」という意味のin-と、ject「投げる」で「中へ投げる=注入する、注射する」という意味を、projectだと、「前へ」という意味のpro-とject「投げる」で「前に投げる=投影する」という意味になります。
今回の『TOEFL® TEST スピーキング英単語』ではobjectが「物体」という意味の名詞として使われていますね。
objectには「物体」以外に、上に挙げたような様々な意味がありますので、以下の例文でまとめておきましょう。
(1)I have never seen an unidentified flying object.
「私は未確認飛行物体を一度も見たことがない。」
→unidentified flying objectは「未確認飛行物体(UFO)」です。「物体」という意味のobjectが使われています。
(2)His book became an object of criticism.
「彼の本は非難の対象になった。」
→an object of Aで「Aの対象」という意味を表す場合があり、an object of study「研究対象」、an object of desire「欲望の対象」、an object of admiration「あこがれの対象」といった用例があります。
(3)The main object of the journey was to eat the cuisine of the region.
「その旅行の主な目的はその地域の料理を食べることでした。」
→ここではobjectが「目的」という意味で用いられています。The object of A is to do …で「Aの目的は…することである」という意味です。
(4)I strongly objected to my son going to Iran.
「私は息子がイランに行くということに強く反対した。」
→動詞のobjectはobject to Aで「Aに反対する」という意味です。このtoは前置詞なので不定詞のように動詞の原形が続くことはありません。object toの後に動名詞が続くことに気をつけましょう。
→このobjectは動詞です。object to Aで「Aに反対する」という意味を表します。toは前置詞なのでto doではなくto doingあるいは〈to +名詞〉という形である点に気をつけましょう。
この文ではgoingは動名詞、my sonが動名詞の意味上の主語となっています。
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.105 Unit5 Lecture2 Script④)
確認問題でチェック!
本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。(1語不要)
My father [work / to / me / objects / for / working] the company.
(私の父親は私がその会社で働くことに反対しています。)
- 正解と解説 ※クリックすると解答をご確認いただけます
My father [objects to me working for] the company.(不要語work)
☞ object to A(‘s) + doing「私が…することに反対する」。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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