But the previous study did not account for the uneven growth when classifying the dinosaurs as mesothermic.
(しかし、以前の研究は恐竜を中温性と分類したときに一様でない成長を説明しませんでした。)
ワンポイント解説
今回取り上げる単語はaccountです。accountはac「…に(方向)」+count「数える」から成り立つ単語で、「…に計算して入れこむ」という意味が原義です。今回の『TOEFL® TEST スピーキング英単語』では動詞のaccountが使われています。動詞のaccountは後に前置詞のforをとることが多く、account for Aで、ここでは「Aを説明する」という意味を表しています。同じ「…説明する」という意味を表す語にexplainという動詞がありますが、少しニュアンスは異なります。explainは、良いことでも悪いことでも相手に理解してもらうように分かりやすく説明することを意味しますが、account forはしばしば良くない状況で用いられて、その中で論理的な説明をすることを意味することが多い語句です。How do you account for the things?というと、「そのことをどう説明するんだ」と相手を責めるような意味合いになることが多いということを押さえておきましょう。
動詞のaccountは様々な意味で用いられます。同じaccount for Aでも、「<人や物が>(ある部分)を占める」という意味や、「<物が>(出来事や現象など)の原因となる」という意味を表します。例文で確認してみましょう。
(1)Men account for about 15% of nurses in Japan.
(日本では男性が看護師の約15%を占めている。)
(2)The trade depression accounts for the low prices.
(貿易不況が物価低迷の原因だ。)
さらにaccountには名詞としても様々な意味があります。皆さんは次の英文のaccountの意味が分かりますか。
(3)You must open an account with a bank.
(4)Please give a detailed account of the accident.
(5)You must take into account that he is Japanese.
それぞれ、(3)「あなたは銀行口座を開かなければならない」、(4)「その事故の詳細を報告してください」、(5)「彼が日本人であることをあなたは考慮しなければなりません」となります。最後の(5)のaccountは、take A into accountの形で「Aを考慮する」という意味になると覚えておきましょう。ただこの文ではAがthat he is Japaneseというthat節となっているのでtake into account that節とthat節が後方へ移動していることに注意してください。さてこういった様々な意味を持つaccountですが、いずれの意味も最初に説明した「計算して入れ込む」という語源から派生していることに気づきましたか。語源を知るということはこういった多義語を理解するための大きな力になりますよね。
コンピュータの世界でも、特定のコンピュータやネットワークにアクセスする権利、およびアクセスに必要なパスワードなどの情報を併せて日本語で「アカウント」と言いますね。これは、「銀行口座」になぞらえて用いられるようになった表現のようです。英語では、an Internet account / an e-mail accountとなります。もはや日本語にもなっているaccountをこの機会にしっかり整理しておきましょう!
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.127 Unit6 Script)
確認問題でチェック!
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。ただし、文頭で用いる語も小文字にしてあります。(1語不要)
He might [for / take / opinion / account / into / her] .
(彼は彼女の意見を考慮に入れるかもしれません。)
- 正解と解説
He might [take her opinion into account]. (不要語for)
☞ take A into account「Aを考慮する」。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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