ETS公認トレーナーからのアドバイス
TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
東洋大学 金子雅也先生 ネイティブスピーカーが自然なスピードで話す時に起こる音の連結のメカニズムを知ることも重要です。専門的にはconnected speechと言い内容も多岐にわたりますが、TOEFLテストに出題されるものであればblending (got toがgottaになる)、elision(themが’emになる)、ellipsis(Wanna hang out?など文中から単語((Doとyo)の消失)等があります。教材を用いて、これらの直接学習から始めてはどうでしょうか。メカニズムを理解したら、ディズニー映画など英語学習者用に簡易化されていない素材を用いてリスニングを行うと良いと思います。その際は、2~3分のシーンを(1)内容理解、(2)言語理解、と目的を分けて聞いてほしいと思います。
城西大学 鬼頭和也先生 速聴とシャドーイングで鍛えてみましょう。リスニングは速いスピードで聞いてください。最初は難しいですが、テキストを見ながら聞くことや、日本語で書かれた要約を参考にして全体像を頭に入れて聞くことで徐々に理解できるようになります。またテストのリスニングではゆっくりと聞こえるため、余裕をもって内容を把握することができます。シャドーイングはスピーキングの訓練に思えますが、リスニング力を鍛えることもできます。
■リスニング強化に使えるシャドーイングの論文
・ テキストの難易度がシャドーイングトレーニングの効果に与える影響とリスニングメタ認知ストラテジーへの影響
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
鬼頭和也先生
城西大学 語学教育センター 助教
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
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学習サポート・関連情報
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。
TOEFL ITP®テスト受験者の方へ
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ETSはCommon European Framework of Reference for Languages(CEFR)とTOEFL ITP®テストのマッピング調査を行い、CEFRの4つのレベルとTOEFL ITP®テストのスコアを以下のように表示しています。
TOEFL ITP® Test Level 1 Score Descriptors
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TOEFL ITP® Test Level 2 Score Descriptors
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