ETS公認トレーナーからのアドバイス
TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
東洋大学 金子雅也先生 TOEFL®テストに限定せず言えることですが、英語試験はセクションやパートによって必要な語彙レベルが異なるということがコーパス言語学研究から分かっています。例えば、TOEFL ITP®テストでは、ListeningのPartAは2,000語、PartBとCは3,000語、Readingセクションは4,000語が必要になるという研究結果があります(高得点を目指す場合は更に語彙が必要です)。このため、2,000語の語彙力の学習者がReadingセクションを解いても、「読む」ことはできず辞書を多用して「訳す」ことになってしまう恐れがあります。自分の語彙レベルに合ったパート/セクションを徹底的に取り組むことで、問題形式に慣れ、また、語彙知識を深くすることも期待できます。一方で、語彙力を更に広げられるように、上のレベルの語彙の直接学習を並行して行うことも重要です。
城西大学 鬼頭和也先生 Readingから始めてはどうでしょうか。読むときは要約をしながら読む事を意識してみてください。例えば、Kindleなど電子書籍のハイライト機能には、他の読者がハイライトした文を確認できる機能もあります。他にもReadwiseというサービスもあります。これはネットでハイライトした文を集めて管理ができます。ハイライトした文を自分の言葉に置き換えて、TOEFL ITP®テストでもTOEFL iBT®テストでも必要な要約する力をつけましょう。
鬼頭和也先生
城西大学 語学教育センター 助教
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
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学習サポート・関連情報
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。
TOEFL ITP®テスト受験者の方へ
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ETSはCommon European Framework of Reference for Languages(CEFR)とTOEFL ITP®テストのマッピング調査を行い、CEFRの4つのレベルとTOEFL ITP®テストのスコアを以下のように表示しています。
TOEFL ITP® Test Level 1 Score Descriptors
Level 1のセクションごとのScore Descriptorsもチェックしてください。
TOEFL ITP® Test Level 2 Score Descriptors
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