第50回 allow│TOEFL® TESTスピーキング英単語 ワンポイント講義

allow 

New techniques like bone histology are now allowing researchers to measure the speed of growth of dinosaurs.
(骨組織学のような新しい技術によって、今、研究者たちは恐竜の成長速度を測定することができるようになりつつある。)

例文の音声

 

 目次
 ワンポイント解説
 確認問題でチェック!
 正解と解説

 

ワンポイント解説

今回はallowという動詞を取り上げてみましょう。『TOEFL® TESTスピーキング英単語 ワンポイント講義』でも使われている用法ですが、allowallow O to doで「Oが…するのを許可する」という意味を表し、permit O to doも同様の意味を表します。allowは暗黙の同意も含みますが、permitは主に権威ある人、団体、規則などによる公の同意や許可を表します。使役動詞のletを用いた、let O doもこれらとほぼ同じ意味を表しますが、letは自由に何でもやらせることを意味します。一方allowは快く思っていないことを容認してやらせてやるといった点がニュアンスの違いになっています。
さて皆さん、次の日本語を英語にしてみてください。

「彼女は私が彼女の誕生日を忘れたことを許してくれた」

「許す」という日本語の入ったこの文をallowを使って、

She allowed me to forget her birthday.

とすることはできません。今回の「許す」は「犯してしまった過ちを許す」ということで「容赦する」という意味ですよね。つまり許可の意味ではないのでallowは使えないわけです。こういったときにはexcuseを用いて、

She excused me for forgetting her birthday.

と表現します。excuseexcuse A for Bの形で、主に些細な過ちを大目に見てもらう場合に用います。もっと重大な過失や罪を非難せず許す場合にはforgive A for Bを用います。ですから

She forgave me for forgetting her birthday.

とすると、彼女の怒りが大変なものだったことが予想されますね。男性諸氏にご忠告。付き合っている彼女や奥さんの誕生日だけは、絶対に忘れないようにしましょうね!

 

 

(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』  p.123 Unit6 Script④ )

確認問題でチェック!

日本文の意味に合うように[  ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。(1語不要)

He never [for / allowed / to / him / call / forgave / forgetting / me] back.

(彼は私が電話をかけ直すのを忘れたことを決して許さなかった。)

 

正解と解説 ※クリックすると解答をご確認いただけます

He never [forgave me for forgetting to call him] back.(不要語allowed)

☞ 与えられた日本文は「過ちに対して許す」のでforgive A for B「BのことでAを許す」を用いる。
☞ call A back「Aに電話をかけ直す」。

 

※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。

 

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