第48回 レベル別・TOEFL iBT®テスト 4技能対策⑬「上級Writing攻略法・Integrated task」

第48回 レベル別・TOEFL iBT®テスト 4技能対策⑬「上級Writing攻略法・Integrated task」
※TOEFL iBT®テストは2019年にテスト内容の一部が変更となりました。現在のテストと異なる内容が含まれておりますが、基本的な考え方や学習方法に違いはないため掲載しています。詳細はこちらをご確認ください。

 

皆さんこんにちは。まだ受験シーズン真っ只中という学生さんもいると思います。インフルエンザや大雪など、体調管理が難しくなるこの季節、ぜひともご自愛ください。

さて今月の連載はレベル別・TOEFL iBT®テスト対策の最終回、上級Writingです。WritingというとIndependent task、つまり与えられたトピックに対して自分の意見を述べるエッセイを書く方に集中しがちです。しかし高得点を目指す上級者にとってはもう1つの、TOEFL iBT®テスト特有のエッセイWritingであるIntegrated taskでコンスタントに良い点数を出すことが必須です。すでに対策済みの人も、これから対策する人も、スコアアップに必要な点を一緒に確認していきましょう。

 

上級Writing攻略法①:概要と練習問題

以前の連載(第3回 TOEFL iBT® テストWriting対策 No.1試験の目的、採点の仕組みなどを理解しよう第8回 TOEFL iBT®テストWriting対策 No.2 Integrated Writing注意点)においてWritingの概要、注意点、そして問題演習を行いました。まだ読んでいない方はぜひこちらから始めてください。

 

上級Writing攻略法②:TOEFL® TVからのアドバイス

TOEFL®テストの開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSは、学習者のためにTOEFL® TVという公式動画を無料でYouTube上に公開しています。全部英語ではありますが、字幕機能を使って英語字幕を出すこともできます。

今回はまずQuestion 1, Integrated taskについての動画をご覧ください。

 

 

上級Writing攻略法③:スキルビルディング補足 – paraphrasing

動画の中の最後のレッスン、スキルビルディングにおける要点をもう一度おさらいしましょう。

 

  1. Practice paraphrasing(言い換え)
  2. Build vocabulary
  3. Use synonyms(類義語)
  4. Identify main points
  5. Read two articles on the same topic. Summarize each and compare.

 

このうち1のparaphraseは、高得点を取る上で重要なスキルですので、少し補足しましょう。Chin(2012, p.36)によると、paraphraseにおいて必要なのは以下です。

 

  • ・change the vocabulary(原文の単語を変える)
  • ・change the word forms(単語の語形を変える)
  • ・change the structure(文構造を変える)
  • ・keep a similar number of words as the original(原文と同じぐらいの語数にする)

 

また逆に行ってはならないのは

 

  • ・change the meaning of the source(意味を変えてしまわない)
  • ・add new information (新たな情報を足さない)
  • ・change shared language(固有の情報を変えない)
  • ・use more than three words in a row from the original(3語続けて原文の単語を並べない)

 

となっています。もちろんこれらは通常のアカデミックWritingにおけるアドバイスですので、TOEFL®テストのWritingにおいてここまで厳密に守る必要はありません。ですがこれらのことを日頃から心がけていればTOEFL®テスト本番で、または留学してからペーパーを書くのにも役に立ちますので、少しずつ実践できるようにしておきましょう。

 

上級Writing攻略法④:ノートテイキング

Integrated taskにおいては、Listeningの情報を正確に得ることが高得点に繋がります。そしてその情報を上記のようにparaphraseすることで、採点者に対して「自分はListeningの情報とReadingの情報の違いを理解できている」とアピールすることができるわけです。そのためにも、効率的なノートテイキングは必須です。

ではノートテイキングは、どのように行えばよいのでしょうか?人によって様々なやり方がありますので、一概にこれ!とは言えません。ただ専門家の間でよく推奨されるのがThe Cornell Methodと呼ばれるノートテイキングの手法です。これはIntegrated taskに限らず、Listeningセクションにおいても、果ては大学の講義や動画などのノートテイキングにおいても使えます。

The Cornell Methodのやり方を紹介した動画はたくさんありますが、5-6分程度で聞きとりやすいものを2つほどご紹介しておきますので、Listeningの練習も兼ねて実践してみてください。(英語字幕利用可能)

 

 

 

いかがでしたか?上級を目指すには、いわゆる試験の知識やテクニック以外に、このような実践的スキルが必要になってくるのがわかると思います。確実に高得点を取れるよう、日頃からの練習を怠らないようにしましょう。それではまた次回にお会いしましょう。

 

【参考文献】
Chin, Peter. Academic Writing Skills. Singapore: Cambridge University Press, 2012.

DesRochers, Jennifer. (2012, July 26). How to take Cornell notes. [Video file]. Retrieved from
https://www.youtube.com/watch?v=WtW9IyE04OQ

Sofiatreeproductions. (2012, September 17) How to… Cornell Notes. [Video file].. Retrieved from
https://www.youtube.com/watch?v=w3pM5hEgBk4&feature=youtu.be

 


 

五十峰 聖先生 
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#五十峰聖先生

 
 


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

学習サポート・関連情報

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Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。

toefl_speaking_rubrics

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。

TOEFL iBT Writing Section Scoring Guide TOEFL iBTテスト スコアガイド (Writing)

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。

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