パソコン上で実際のテスト問題を体験することができるTOEFL iBT® Free Practice Test(以下、Free Practice Test)についてご紹介します。
2023年7月26日からの新形式TOEFL iBTテストと同じ問題数を無料で練習できるのがFree Practice Testです。TOEFL iBTテストの4セクションの過去問が収録されており、登録もダウンロードも不要で全てパソコン上で本番の試験さながらに解き進めることが可能です。
Reading、Listeningセクションは解答後に正解を確認でき、Speaking、Writingセクションではサンプル解答の音声を聞いたり、文章を読んだりできます。
ご自身のパソコンで繰り返し練習できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
Readingセクション
Readingセクションでは、本番と同じく2つのパッセージにおいて様々な形式の問題にチャレンジすることができます。1パッセージ設問数は10問。2パッセージなので計20問の設問を解くことができます。
まずパッセージが表示され、パッセージを読み終わった後、次ページより設問が表示されます。設問は、選択肢から解答を選ぶタイプや、適切な場所へセンテンスを挿入するタイプなどがあり、問題を解きながら体験できます。
▼ 選択肢から解答を選ぶ問題の画面 ▼
▼ 適切な場所にセンテンスを挿入する問題の画面 ▼
正答の確認は自分の解答と照らし合わせができるほか、
全問の正答を一覧で確認することもできます。見直したい設問がある場合、その設問をクリックすると問題へ戻ることができます。
Listeningセクション
Listeningセクションでは対話形式と講義形式の問題があり、両方を体験することができます。本番と同じく、対話形式は2題(各5問、設問数計10問)、講義形式は3題(各6問、設問数計18問)で、計28問の設問を解くことができます。本番同様にメモを取りながらチャレンジしてみましょう。
▼ 対話形式は2題(各5問、設問数計10問)▼
▼ 講義形式は3題(各6問、設問数計18問)▼
Readingセクション同様、正答の確認は自分の解答と照らし合わせができるほか、
問題ごとに確認することもできます。見直したい設問がある場合、その設問をクリックすると問題へ戻ることができます。
Speakingセクション
Speakingセクションは2023年7月26日からの新形式で唯一変更がないセクションになります。今まで通りの「Independent Task(1問)」と「Integrated Tasks(3問)」の2種類の形式、全4問を体験することができます。実際にSpeakingを録音することはできませんが、サンプルアンサーを聞いたり、サンプルアンサーのレベルや評価について確認することができます。
Speakingセクションは「Independent Task(1問)」から始まります。画面に表示された質問を確認した後に、準備時間15秒で考え45秒で解答します。
▼ Independent Taskの設問画面 ▼
続いて「Integrated Tasks(3問)」を解きます。「Integrated Tasks」は、統合問題で複数のスキルを組み合わせて解答します。実際のTOEFL iBTテストと同じく「読む+聞く+話す(2問)」と「聞く+話す(1問)」の2タイプを体験できます。本番同様にメモを取りながらチャレンジしてみましょう。
まずIntegrated Tasksの「読む+聞く+話す(2問)」では、45秒もしくは50秒で記事を読み、それについての対話や講義を聞いた後、準備時間30秒で意見をまとめ、制限時間60秒の中で解答します。
▼ Integrated Tasks「読む+聞く+話す(2問)」の設問画面 ▼
Integrated Tasksの「聞く+話す(1問)」も本番と同じく体験することができます。講義を聞き、準備時間20秒で意見をまとめ、制限時間60秒の中で解答します。
▼ Integrated Tasks「聞く+話す(1問)」の設問画面 ▼
Free Practice TestのSpeakingセクションでは、どの問題もすぐにサンプルアンサーが流れます。サンプルアンサーを止めることはできませんので、チャレンジしたい方はパソコン上で音声をミュートにしていただくと良いかもしれません。また各サンプルアンサーは繰り返し何度でも聞くことができ、画面下段にレベルと評価が表示されます。Speakingの採点基準については、Speaking Rubricsで確認することができます。
▼ サンプルアンサーの画面 ▼
Writingセクション
いよいよ最後のWritingセクションです。Writingセクションは「Integrated task(1問)」と今回(2023年7月26日以降)から新たに導入された「Academic Discussion task(1問)」の全2問で構成されています。
最初に「Integrated Task」(読む+聞く+書く)の問題が出題されます。パッセージを3分で読み、次にそれについての講義を聞きます。その後質問が表示されるので、画面右の欄へ制限時間20分で解答をタイピングしていきます。本番同様にメモを取りながらチャレンジしてみましょう。
なお、Free Practice Testでは採点機能はありませんが、実際のテストと近い環境でのタイピング体験、レベル別のサンプルアンサーの確認ができます。サンプルアンサーはResponse Time の20分間が過ぎると表示されます。
▼ 「Integrated Task(1問)」表示画面 ▼
「Academic Discussion task(1問)」は、Discussion Boardやオンラインの授業を想定した 内容になっています。試験時間は10分間で、まずInstructionsを読み、Questionで教授の問意を確認し、それについての Student responses 2名の学生の意見を確認した後に、画面右下の欄へ解答をタイピングしていきます。正答はでませんがタイマーやWordカウンターが表示されますので、チャレンジしてみてください。
なお、サンプルアンサーは試験時間10分が過ぎると表示されます。Writingの採点基準については、Writing Rubric でご確認いただけます。
▼ 「Academic Discussion task(1問)」表示画面 ▼
また「Academic Discussion task」についてはAI採点の機能が付いている無料練習問題「TOEFL iBT Writing for an Academic Discussion practice questions」があります。Sociology(社会学), Education(教育学), Environmental Science(環境科学), など留学後の授業を想定したトピックで練習ができます。Writingセクションの対策だけでなく、他の学生の意見も踏まえつつ自分の意見をまとめる練習にもなりますので積極的にご活用ください。
本番の試験では、これまで同様にAIと人間の採点官を組み合わせた採点を実施します。そのためAI採点のスコアや評価は本番の試験のスコアを保証するものではありませんので、目安としてご利用ください。詳しくは Scoring for Writing for an Academic Discussion practice questionsを参照ください。
▼ 7月26日までに全28種類の練習問題が公開予定 ▼
▼ 「TOEFL iBT Writing for an Academic Discussion practice questions」表示画面 ▼
復習について
Free Practice Testにチャレンジした後には、復習をおすすめします。Free Practice Testには添削機能はついていませんが、問題のスクリプトや正答はPDFで確認することができます。分からなかった単語や聞き取れなかった箇所の確認することで、TOEFL iBTテストの形式、構成、解答方法について知ることだけでなく、体験を学びにつなげることができます。
また、ETS Japanでは、ETS公認トレーナーNobu先生監修のFree Practice Testの和訳解説付無料問題集もご用意しています。丁寧な解説と学習する上でのワンポイントアドバイスが学べ、よりTOEFLについて理解を深めることができます。こちらも登録不要でダウンロードできますので、ぜひ自己学習にご活用ください。
※このFree Practice Testは実際にテスト問題を体験することができますが、TOEFL iBTテストのシミュレーションではないため、画面表示が実際と異なる場合があります。また、採点や解答の保存はできません。ご了承ください。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
学習サポート・関連情報
★テスト受験までの8週間サポート★
初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!
★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★
目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。
Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
英語圏に限らず、世界160か国以上、11,500以上の大学・大学院、その他機関で活用されています。また日本国内でも大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、自己研鑽、レベルチェック、生涯学習など活用の場は広がっています。
TOEFL iBT®テスト対策
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2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。サンプル問題・テスト対策