皆さんこんにちは。暖冬続きだと思ったら、寒波が訪れたりと大変でしたね。体調管理は大丈夫でしょうか?
さて今回はレベル別・TOEFL iBT®テスト4技能対策の初級Listeningです。Reading同様、まず基礎的な対策として挙げられるのがListeningに必要な語彙です。ただReadingと違う点がありますので、以下の通りに語彙習得を進めてください。
必須Listening語彙・フレーズ習得その① 会話必須フレーズ
TOEFL iBT®テストのListeningの一部は長い会話で構成されます。通常は教授やアドバイザーといった大学関係者と、学生との間の会話が扱われ、特に学生が何かしらの困っている点や悩みを相談するパターンが多く出題されますので、まずは「問題点と解決策」を示すフレーズを確実に習得しましょう。いくつか例を挙げましょう。
問題点を示すフレーズ例
– My problem is that…
– I’m having a hard / tough time ___ing…
– I can’t seem to…
– I was wondering if you could…
– I wasn’t really expecting…
解決策を提案するフレーズ例
– How / What about…?
– Why not…?
– It might be a good idea to…
– What would you say to…?
– What do you think about…?
– Shouldn’t you…?
必須Listening語彙・フレーズ習得その➁ 講義必須フレーズ
会話に加えて、Listeningセクションでは講義・ディスカッションが出題されます。つまり実際の授業の様に、先生が授業内容を学生に講義する形式です。ここで必要な語彙・フレーズは、教授が講義の中で発する転換語です。転換語とは話の流れや情報の役割を示すフレーズですので、これを聞き取るようにまずはしっかりと語彙を増やしましょう。以下は代表的な転換語の例です。
講義のポイントを示すフレーズ例
– There are three reasons why…
– A major development in…
– Why it was so important is that…
– What I want to focus on today is…
情報の役割を示すフレーズ例
– On the other hand…(対比)
– On the contrary…(比較)
– Similarly,…(類似)
– And in fact,…(強調)
– Furthermore, …(追加)
– A term for…(用語の定義・説明)
– For instance, …(例示)
結論を示すフレーズ例
– As a result,…
– Consequently,…
– In the end,…
– From this we can see that…
必須Listening語彙・フレーズ習得その➂ アカデミック語彙
最後はReading同様、アカデミック語彙の蓄積が必要となります。音声をたくさん聞く練習をして、ある程度話のスピードや展開についていけるようになったとしても、扱われているトピックに関する語彙が少なければ、講義を理解することはできません。理系分野の単語は前回でご紹介しました。
今回は文系分野の単語をいくつかご紹介します。
Anthropology(文化人類学) | artifacts | 工芸品、芸術品 |
evolution | 進化 | |
excavate | 発掘する | |
myth | 神話 | |
American History(アメリカ史) | Colonists | イギリスからアメリカへの移民、移住者 |
colony | 植民地 | |
legislation | 立法、議会 | |
ranch | 大牧場 | |
ratification | 承認 | |
settlement | 入植地、集落 | |
the Civil War | 南北戦争 | |
slavery | 奴隷制度 | |
tribes | 部族 | |
Psychology(心理学) | consciousness | 意識、意識がある事 |
depression | 憂鬱 | |
amnesia | 記憶喪失 | |
phobia | 恐怖症 | |
behavioral science | 行動科学 | |
Art/Music (美術・音楽) | apprentice | 弟子 |
ceramics | 陶磁器 | |
ensemble | 合奏 | |
patronage | (芸術や事業への)後援、支援 | |
portrait | 肖像、人物像 | |
repertoire | レパートリー | |
sculpture | 彫刻 | |
choreograph | 振り付け | |
composer | 作曲家 | |
Other Social Science(その他) | consumption | 消費 |
era | 時代 | |
migrate | 移住する | |
per capita | 一人当たり |
前回同様、まずはこの表を参考に、必須語彙と分野をチェックしましょう。そしてこれらの単語を含むアカデミックな例文などに目を通して、実際にどのように使われるのかを確認しましょう。
それでは今回はこの辺までにしましょう。次回は「初級Speaking対策」をお届けします。お楽しみに!
五十峰 聖先生
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
学習サポート・関連情報
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Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
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