※TOEFL iBT®テストは2019年にテスト内容の一部が変更となりました。現在のテストと異なる内容が含まれておりますが、基本的な考え方や学習方法に違いはないため掲載しています。詳細はこちらをご確認ください。
1.ノートテイキング
TOEFL iBT®テストではノートテイキングは重要なスキルの1つです。リスニングセクションだけでなく、スピーキングとライティングのIntegrated tasksの際にも、ノートテイキングは欠かせません。ノートテイキングのコツ・注意点に関しては以前の連載を参照してください。今回はノートテイキングに役立つサイトをご紹介します。
a)Summarising and note-taking
http://www.uefap.com/reading/exercise/menu_nt.htm
タイトルにあるように主にsummarizing(要約)の練習ができるサイトですが、一番右の“Note-Taking”に2つ練習題材があります。自分でノートテイキングを行った後に“Answers”のボタンを押すとサンプルノートを見ることができるので、自分のと比べてどういった情報が記されているか、どのようなまとめ方・構成になっているかなどを見比べると良いでしょう。
更にチャレンジしたい方は、左側のReading and Writingを使って、summarizingの練習もすると良いでしょう。
2.速聴
リスニングの耳を鍛えるために使われる手法の1つです。速い音声を聴くことで、スピードについていける耳の耐性を養うのが目的です。ただ何でもかんでも速く聴けば良いわけではありません。以下に注意してください。
・快適に聴ける速さより、ちょっと上の速度に設定する。
<Windows Media Playerの場合>
メニューバー→再生→再生速度を選ぶと、3段階で速度を選べます。
またメニューバーを右クリック→拡張設定→再生速度の設定を選ぶと、自由に速度がコントロールできます。
速聴の練習では、1.3~1.5倍速が適当かと思われます。逆に、難しい題材の場合は速度を下げて、ゆっくりとしたスピードで音読なりシャドーイングなりを練習することができますね。
他の音楽プレーヤーやデバイスでも、同様の再生速度の調節ができますので、是非とも調べて活用してみてください。
3. 洋楽ディクテーション&タイピング
Lyrics training(http://lyricstraining.com/)
洋楽を聴きながら、画面上に空欄の言葉をタイプすることで、ディクテーションとタイピングスキルを練習することができます。曲は何でもよいのですが、少しゆっくりめのバラードなどが良いでしょう。ここでは最近のヒット曲、Adeleの“Hello”を使ってみます。
まずレベルを選びましょう。Intermediateレベルでも空欄が “they”“when”など初歩的な単語が抜けている程度なので、少し挑戦したい方はAdvancedにすると良いでしょう。
曲のPVが流れ、歌詞がカラオケのように流れて表示されます。空欄になっていない部分はタイプする必要はありません。画面のように・・・となっている部分をタイプして埋めましょう。埋めないと曲が先に進まないようになっています。また繰り返し聴きたい場合は、左側の戻るボタンを押すと該当範囲を聴き直すことができます。
4. DVD鑑賞
多くの方が趣味も兼ねてDVDで映画を観ているのではないでしょうか?是非ともそれを英語力アップに繋げましょう。
目標
1か月で同じ映画を10回観る!
ステップ
1. まずはお気に入りの映画のDVD(もしくは動画)を入手する。その際、
a. カッコつけて無理に難しいテーマのものを選ばない。
b. あまりにもCGだけに頼るアクション映画や、時代設定がかけ離れ過ぎているものは避ける。ハリーポッター は英語以外の魔法用語が多いので(笑)できれば避ける。
c.できればアメリカ映画にする(TOEFLテストはアメリカアクセントがメインなので)。
d. 迷ったらまずはDisney! Disneyは字幕がしっかりしているので、スクリプト入手の必要がない。
2. DVDの字幕は不完全なので、必要に応じてスクリプトを入手する。本屋などで売っている物もあるし、ダウンロード可能なものもある。
3. 回数と観方
いかがでしょうか?夏休みの間は、これらのように普段とは多少違った学習方法を取り入れる事で、モチベーションの持続ができるかもしれませんね。普段の学習に加えて、是非ともバランスよく、楽しく、継続して学習しましょう。それではまた次回にお会いしましょう。
五十峰 聖先生
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
学習サポート・関連情報
★テスト受験までの8週間サポート★
初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!
★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★
目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。
Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
自宅受験TOEFL® Essentials™テスト
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。