受験目的
大学入学直後の1年生の4月に英語のクラス分けのために初めて受験しました。2回目は大学1年の進級判定兼2年のクラス分けのために TOEFL iBT®テストと TOEFL ITP®テストの受験が必須であったため、11月に受験しました。
受験時の英語力
大学1年の4月に初めて受験した時は483でした。大学受験直後でしたが、元々英語が苦手科目であったことや、春休みに英語に触れていなかったため、受験英語以上に速さが求められるTOEFL ITP®テストの形式に全くついていけなかったことを覚えています。
受験時の課題
TOEFL ITP®テストの試験では、全てにおいて速さと正確さが求められます。私は、迷ってしまった時などに長く考えてしまい手が止まってしまうことが課題でした。1つの問題にとらわれすぎず、切り替えて次の問題に進むことも重要であると思います。また、Listeningの音声が1回しか流れないことなど、TOEFL ITP®テストの形式について全く知らずに、ぶっつけ本番で初回の受験を迎えてしまったことも悔やまれます。
受験対策
受験対策としては、大学で開講していた必修英語の授業と選択科目でTOEFL ITP®テスト対策授業を受講したことのみです。授業中の演習のほか、宿題、自主学習として英語の本の多読を行いましたが、市販のテキストを自分で買っての自習などは一切行っていません。選択授業で使用したTOEFL ITP®テストの文法問題集がGrammar分野のスコアアップに大いに貢献してくれたと思います。ほかのReading、Listening分野は、授業で過去問や同じ形式の問題を繰り返し解いたことで、設問のパターンを掴むことができ、問題文で注意して読む・聞くべきところ、問題で問われそうなところが分かってきたように感じました。具体的には、Reading、Listening共に問題を解く前にあらかじめ解答の選択肢を読んでおくことで、Readingでは問題文のキーワードが、Listeningでは設問が予想できます。これによって、一つの問題を解くための所要時間が大幅に短縮でき、気持ちの面でも焦ることなく余裕をもって受験することができました。
受験後の感想
TOEFL ITP®テストを受験することで、現在の自分の英語力がどれくらいかを測ることができて良かったことと、2回目の受験で英語力の伸びがスコアの数字として出てきたことが大変嬉しかったです。そして英語の勉強のモチベーションアップにもつながりました。また、1回目の受験より落ち着いてすばやく問題を解くことはできましたが、やはり時間が足りないことが、今もなお最大の問題です。より素早く、かつ正確さをこれ以上下げないようにするためには、分かる問題にかかる時間を最小限にしなければならないと思いました。今後に活かしたいです。
これから受験される方へのメッセージ
英語力が一朝一夕で養うことのできるものではないことは、皆さんご存知だと思います。諦めずにコツコツと学習を継続することが本当に大切です。
私も授業を受け、宿題と自己学習を続けてきましたが、日々の学習の中で自分の英語力の伸びを実感したことは全くなく、本当に英語はつまらないと感じていました。何度も言いますが、英語力は急に伸びるものではありません。勉強を続けるためのモチベーションとして、自分の伸びを実感するためにはTOEFL ITP®テストなど数字で結果が表れる試験を定期的に受けるほかないと考えます。地道に努力をし続けることは苦しいですが、勉強した分は必ずスコアの伸びとして現れます。
私は英語に対してとても強い苦手意識があったため、留学に興味や憧れがあっても自分には到底無理なことと決めつけ、極力英語には触れたくないと思っていました。スコアが上がったとはいえ、留学を考えるには実力がまだまだですが、現在は日本国内にいても英語が必要不可欠になりつつあります。今学んでいる英語を自分の道具として使いこなせるようになることが今の私の夢です。読者の方々も留学をはじめとした様々な夢のために勉強されていると思います。皆様、夢に向かって頑張ってください。
(*)①TOEFL ITP®テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITP®テストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITP®テストWebサイト「 テストの構成」をご確認ください。
みなさんから届いた「TOEFL ITP®テスト受験者の声」は下記をご覧ください。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場、オンライン受験の設定を行うことができます。
英語圏に限らず、世界の大学・大学院、その他機関で活用されています。また日本国内でも大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、自己研鑽、レベルチェック、生涯学習など活用の場は広がっています。
自宅受験TOEFL® Essentials™テスト
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。