第25回 英語を身に付けるためには、1万時間以上必要ですか

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巷では英語を身に付けるためには1万時間以上必要と聞きますが、本当でしょうか。

 

ETS公認トレーナーからのアドバイス

TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。

「英語を身に付ける」をどう定義するか次第
神戸女学院大学 田岡千明先生 Malcolm Gladwellの著書に、成功の“10,000-hour rule”がありましたが、それはあくまでもその道のプロ(一流の同時通訳者など)の話です。「身に付ける」を「英語圏の大学学部で勉強できるレベル」(CEFR B2)と考えるなら、日本の義務教育プラス自習時間を考えて7-8年程度(3,000時間ぐらい)ではないでしょうか?集中力、才能、環境など複合的な要因があるので一概には言えませんが…。
1万時間が目安ではなく、目標を持ってどのように学習し、達成していくのかが鍵

甲南大学 津田信男先生おそらく、マルコム・グラッドウェルの『天才!成功する人々の法則』にある1万時間の法則でしょう。この法則によると、達人になるためには1万時間の練習が必要だということになります。

しかし、現実は違うと指摘している学者も多くいます。例えば、1万時間をかけてもダラダラと目的もなしにやっていては効果がありません。

語学習得は確かに時間がかかりますが、1万時間が目安ではなく、目標を持ってどのように学習し、その目標を達成していくのかが鍵だと思います。

「1万時間やればだれでも達人になれる」というセオリーではないはずです
明治大学 横川綾子先生“The 10,000 Hour Rule”という説ですね。個人的な解釈としては、結果として「達人」になった人の練習量を計算すると1万時間前後になるというだけで、「1万時間やればだれでも達人になれる」というセオリーではないはずです。練習の質×量が大事なのは英語学習に限ったことではないでしょうが、①ゴールが明確である、②短期間で集中的に行う、③定期的に効果測定をする、という3つの条件があらゆる技能向上には欠かせないと思います。

 


 

田岡千明先生
神戸女学院大学 共通英語教育研究センター専任講師

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#田岡千明先生

津田信男先生
甲南大学 名誉教授

ETS Authorized Propell® Facilitator

#津田信男先生

横川綾子先生
明治大学 国際連携機構 特任教授

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#横川綾子先生

 

 


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

学習サポート・関連情報

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Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。

toefl_speaking_rubrics

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。

TOEFL iBT Writing Section Scoring Guide TOEFL iBTテスト スコアガイド (Writing)

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。

TOEFL iBT®テスト/自宅受験TOEFL iBT®テスト「TOEFL iBT® Home Edition」
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。

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2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。

TOEFL ITP®テスト
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