第51回 過去問題を解いた後の復習方法を教えてください

 

過去問題を解いた後の復習方法がよく分かりません。ただ解くだけにしないコツはありますか。

 

ETS公認トレーナーからのアドバイス

TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。

自分で解答の解説を書いてみる

神戸女学院大学 田岡千明先生 ReadingやListeningに関しては問題を解いた後、できるだけ正確に単語や構文を把握して意味内容と解答の根拠を確認しておきます。特に重要と思うところ、間違ったところはノートなど記録に残しておきましょう。そして2週間~1か月ほど時間をおいて再び同じ問題(間違ったところ)を解き、著者になったつもりで解答の解説を書いてみます。面倒でなければ(カリスマ?)講師になったつもりでICレコーダーにレクチャーしても良いでしょう。正答だけでなく誤答の理由も言えるように。詰まるようなら理解が十分でない証拠なのでもう一度自分のノートを見直すなり先生に質問してみましょう。

アンサーキーや解説を活用しましょう

甲南大学 津田信男先生 ETS公認ガイド TOEFL iBT® (第5版) CD-ROM版』(日本語解説付き)を使用されるとアンサーキーや解説が付いていますので、自分の間違ったところを見直すことができます。例えば、Writing task 1のエッセイを書いた後、Important pointsを見ると3つの重要なポイントを抑えている必要があるのに気づくでしょう。そして今度は同じ問題をもう一度やって見て、sample essayと比較するとどれだけ満点に近づけたか分かると思います。

解答プロセスをなぞり、英語そのものをインストールする

明治大学 横川綾子先生 まずは、「なぜその正解に至るのか」を突き止め、解答プロセスを何度もなぞり、身体に覚え込ませます。本文での表現と、正解の選択肢の言い換えパターンにも慣れていきましょう。次に、英語そのものを身体に取り込んでください。Readingのパッセージは精読を繰り返し、単語に文脈ごと何度も再会してください。Listeningのスクリプトも、音読や音声を止めながらのリピーティングで、自分で再現できるようになりましょう。

 


 

田岡千明先生
神戸女学院大学 共通英語教育研究センター専任講師

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#田岡千明先生

津田信男先生
甲南大学 名誉教授

ETS Authorized Propell® Facilitator

#津田信男先生

横川綾子先生
明治大学 国際連携機構 特任教授

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#横川綾子先生

 

 


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

学習サポート・関連情報

★テスト受験までの8週間サポート★


初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!

 

★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★


目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。

 

 

Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。

toefl_speaking_rubrics

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。

TOEFL iBT Writing Section Scoring Guide TOEFL iBTテスト スコアガイド (Writing)

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。

TOEFL iBT®テスト/自宅受験TOEFL iBT®テスト「TOEFL iBT® Home Edition」
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。

自宅受験TOEFL® Essentialsテスト 
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。

TOEFL ITP®テスト
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。

TOEFL®テスト公式オンラインショップ 
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TOEFL iBT®テストオンライン模試 TOEFL iBT® Complete Practice Test
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