The eye works like a camera, capturing detailed information of what we see.
(目はカメラのように働き、私たちの目に入ってくるものについての詳細な情報を捉える。)
ワンポイント解説
captureは「…をとらえる」という意味の他動詞です。類義語にcatchがありますが、これらの語の意味はどのように異なるのでしょうか。次の例文で確認しましょう。
【例1】
(a)Jill caught the thief on the street.
「ジルは通りで泥棒を捕まえた」
Jack caught the ball by the hand.
「ジャックは手でボールを捕った」
(b)They captured two of the enemy.
「彼らは敵を2人捕虜にした」
The photo captured the time’s atmosphere.
「その写真は時代の空気をとらえた」
まず、catchは原則として「動いているもの」を対象とし、特に「追いかけて捕まえる」、あるいは「急に捕まえる」という意味合いがあります。一方、captureの対象は「動いているもの・静止しているもの」のいずれもあり得ますが、「捕らえた後で逃げないようにする」、「捕まえて留めておく」という意味合いがあります。「手に入れる」という意味合いから「占領する」という意味も生じ、capture the enemy’s camp(敵陣を占領する)などのように使います。
この点から、『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の例をみると、目の働きをカメラに例えてcapture detailed information of what we seeと説明しています。目に見えるものは必ずしも動いているわけではありませんし、また「情報を捉えた後に画像として(フィルム/記憶などに)保存する」というカメラ/目の働きを表すには、catchよりもcaptureの方がぴったりくることが分かりますね。実際に、コンピュータなどで画像を読み込んで保存することは一般にcaptureと呼ばれ、日本語でも、例えば動画の取り込みのことを「ビデオキャプチャ」(英語でもvideo capture)と言います。
そのほか、captureには、capture the heart of the audience(聴衆の心を捉える→聴衆を魅了する)などの慣用的な表現があります。正しく語彙を増やすには、例文とともに使い方まで身に付けるように心がけましょう。
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.209 Unit10 Lecture1 Original②)
確認問題でチェック!
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
The hunters [alive / tried / capture / the / to / animal].
(ハンターたちはその動物を生け捕りにしようとした。)
- 正解と解説 ※クリックすると解答をご確認いただけます
he hunters [tried to capture the animal alive].
☞ capture A alive「Aを生け捕りにする」aliveは「生きた状態で」という意味の形容詞で、目的語の後ろに置く。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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