Here we see how the brain has been deceived, convinced that the playing cards should be the same size.
(このように脳は、トランプ札はどれも同じ大きさであるはずだと信じ切っているため、だまされてしまう。)
ワンポイント解説
deceiveは、<de-(…から)+ceive(取り上げる)>に由来する動詞で、「(悪意を持って)…をだます」という意味を持ちます。当然のことながら、「だます」ことは広く道徳に反する行為とされるため、かたく重い響きを持つ語です。deceiveの代わりにtrickを用いると、やや日常的な響きになります。
【例文1】
He looked away, and that’s when I started to suspect that he might be deceiving me.
「彼は視線をそらせたが、その時私は彼が私をだましているのではないかと疑い始めた」
I’d rather be deceived, than deceive someone else.
「人のことをだますくらいなら、だまされた方がました」
The man deceived my mother into buying the worthless kimono.
「その男は母をだまして何の値打ちもない着物を買わせた」
『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からの例文では、「脳がだまされる」という、やや比喩的な意味合いで用いられていますが、deceiveをdeceivingという形にして形容詞として用いると、その意味合いが感じられます。
【例文2】
Appearances can be deceiving, so you’d better be careful when someone in suits approaches you, smiling.
「人は見かけによらないものだから、スーツを着た人が笑顔で近づいてきたら気をつけたほうがいいぞ」
deceiveの類義語にcheatがありますが、こちらは「ごまかす」「ずるをする」といった意味合いが強い語で、onなどの前置詞などとの結びつきで用法を押さえる必要があります。また、cheatには「カンニングをする」という意味があります。
【例文3】
As a child, I often cheated on the change when I went errands.
「子どもの頃、私はお使いに行くとよくお釣りをくすねたものだ」
My wife is cheating on me, I think.
「うちのカミさん、浮気していると思うんだ」
My son was caught cheating in the exam.
「息子は、試験中にカンニングしているのがばれた」
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.209 Unit10 Lecture1 Original⑧)
確認問題でチェック!
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
What’s the point of [good / deceiving / into / people / you / believing / are] when you are not?
(人をだまして自分を身の丈以上に見せて、一体何の意味があるんだい?)
- 正解と解説
What’s the point of [deceiving people into believing you are good] when you are not?
☞ What’s the point of doing?「…することに何の意味があるのか」。
☞ deceive A into doing「Aをだまして…させる」。
☞ when you are not = when you are not good。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL®テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
TOEFL® TEST スピーキング英単語
五十峰 聖・宇佐美 修 (著)
TOEFL®テスト開発・運営元である米国Educational Testing Service(ETS)公認トレーナーの講師陣が監修した英語学習の新定番!
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
学習サポート・関連情報
★テスト受験までの8週間サポート★
初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!
★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★
目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。
Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
自宅受験TOEFL® Essentials™テスト
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。