Task 3におけるReadingの特徴について
ではもう1つ更に注意点として、Task 3におけるReadingについて触れておきましょう。動画でも紹介しましたが、Task 3では大学運営に関する連絡、方針の変更などが扱われます。ここではもう少し細かい分類をご紹介しましょう。
Readingのポイント① policy change
これが代表的なパターンですね。学校の規則などが「変わる」という場合です。例えば、
- ― campus regulations(例:parking)
- ― curriculum(例:requirement in science courses)
- ― tuition / fees(例:computer lab fees)
などが変わる場合の連絡などです。
Readingのポイント➁ announcement
ポイント①と似ているのですが、どちらかというと「新しいサービスの追加」的な要素が多いようです。例えば、
- ― dining service(例:meal plan, menu)
- ― facilities and services(例:library, writing center)
- ― programs(例:counseling)
- ― class(例:additional sections in English)
メニューの種類が増えるまたは変わる、図書館が24時間オープンになる、など新しいサービスの提供によって、学生の学校生活が影響を受けるわけですね。必ずしも良い変更とは限りませんが、大体の場合はポジティブな変化が多いようです。
Readingのポイント➂ letter to the school paper
これは上記の2つとはちょっと違うパターンです。学内の新聞に対して、学生から投稿をするという形式です。投稿をするからには、何か主張したい点があり、それを読者、つまり他の学生に対して訴えたいわけですね。もちろん何かに対して嬉しいから投稿をすることも考えられますが、大概の場合は「不平・不満を述べる、改善を求める」ことを目的とします。
この形式の場合には、以下のように手紙で使うような表現が含まれるので、それとわかります。
- ― Dear Editor
- ― Dear Student Body
- ― Best regards, John Smith
- ― A concerned student, Michael Jones
いかがでしょうか。どのパターンのReadingが出題されても対応できるように、しっかりと理解しておきましょう。それでは今回はこの辺までにしましょう。次回は添削学習者の方と一緒に課題をこなしていきます。お楽しみに!
五十峰 聖先生
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
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