前回の「その3」でご紹介したのは、「一度読んだ題材を分析し、理解を深める」という復習方法でした。もう1つの復習方法は多読です。
総集編③:Reading 復習方法②
多読
多読とはその名の通り、多く読むことを指します。学校の授業などで既に先生からすすめられて行っている人もいるかもしれません。英語ではextensive reading、略してERとよく呼ばれています。
The Extensive Reading Foundationによると、多読は以下のアクロニム(頭文字)で表せます。
Enjoyably with(楽しみ)
Adequate comprehension so they(適度な理解で)
Don’t need a dictionary(辞書を必要としない)
多読の利点としては
- ・教科書以外で自然に使われている文章に触れられる
- ・語彙が増える
- ・読むスピードと情報処理能力が向上する
- ・読む自信、モチベーション、楽しみが増える
- ・文章を通して正しい文法の使用法を学べる
など色々あります。
多読に適した題材とは?
楽しくたくさん読むのが目的ですから、まずは自分が楽しめる題材であることが第一です。例えばハリーポッターの本には様々なキャラクターの名前や呪文などがたくさん出てきますが、それらをいちいち気にせずに、楽しんでどんどん読み進められればそれで良いのです。
とはいえ、いきなり分厚い小説などにトライするのはちょっと・・・という方は以下を基準にしてください。
- ・Graded readers – 英語の先生に訊けばおそらくわかるでしょう。Penguin Readersなどはよく知られています。こちらのピアソン出版社のリストも参考にしてみてください。
- ・映画本 – 原作から映画が作られた本もたくさんあります。観たことある映画の本を選んでもよし、本を読んでから映画を観ても良し。比べる楽しさがでてきます。例えば人気のスパイアクション映画にもなったボーン・アルティメイタムなども楽しそうですね。
楽しんで読み進め、それを継続できるのが一番です。さっそく新学期の4月から始めてみませんか?
ではまた次回をお楽しみに!
五十峰 聖先生
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
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Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
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