第52回 レベル別・TOEFL iBT®テスト4技能対策⑭「総集編とアドバイス」―その4―

第52回 レベル別・TOEFL iBT®テスト4技能対策⑭「総集編とアドバイス」―その4―

前回の「その3」でご紹介したのは、「一度読んだ題材を分析し、理解を深める」という復習方法でした。もう1つの復習方法は多読です。

総集編③:Reading 復習方法②

多読

多読とはその名の通り、多く読むことを指します。学校の授業などで既に先生からすすめられて行っている人もいるかもしれません。英語ではextensive reading、略してERとよく呼ばれています。
The Extensive Reading Foundationによると、多読は以下のアクロニム(頭文字)で表せます。

 

Read quickly and(素早く読み)
Enjoyably with(楽しみ)
Adequate comprehension so they(適度な理解で)
Don’t need a dictionary(辞書を必要としない)

 

多読の利点としては

 

  • ・教科書以外で自然に使われている文章に触れられる
  • ・語彙が増える
  • ・読むスピードと情報処理能力が向上する
  • ・読む自信、モチベーション、楽しみが増える
  • ・文章を通して正しい文法の使用法を学べる

 

など色々あります。

 

多読に適した題材とは?

楽しくたくさん読むのが目的ですから、まずは自分が楽しめる題材であることが第一です。例えばハリーポッターの本には様々なキャラクターの名前や呪文などがたくさん出てきますが、それらをいちいち気にせずに、楽しんでどんどん読み進められればそれで良いのです。

とはいえ、いきなり分厚い小説などにトライするのはちょっと・・・という方は以下を基準にしてください。

 

  • Graded readers – 英語の先生に訊けばおそらくわかるでしょう。Penguin Readersなどはよく知られています。こちらのピアソン出版社のリストも参考にしてみてください。
  • 映画本 – 原作から映画が作られた本もたくさんあります。観たことある映画の本を選んでもよし、本を読んでから映画を観ても良し。比べる楽しさがでてきます。例えば人気のスパイアクション映画にもなったボーン・アルティメイタムなども楽しそうですね。

 

楽しんで読み進め、それを継続できるのが一番です。さっそく新学期の4月から始めてみませんか?
ではまた次回をお楽しみに!

 


 

五十峰 聖先生 
桜美林大学 芸術文化学群 特任講師

ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator

#五十峰聖先生

 

 


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

学習サポート・関連情報

★テスト受験までの8週間サポート★


初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!

 

★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★


目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。

 

 

Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。

toefl_speaking_rubrics

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。

TOEFL iBT Writing Section Scoring Guide TOEFL iBTテスト スコアガイド (Writing)

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。

TOEFL iBT®テスト/自宅受験TOEFL iBT®テスト「TOEFL iBT® Home Edition」
英語圏に限らず、世界の大学・大学院、その他機関で活用されています。また日本国内でも大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、自己研鑽、レベルチェック、生涯学習など活用の場は広がっています。

自宅受験TOEFL® Essentialsテスト 
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。

TOEFL ITP®テスト
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。

TOEFL®テスト公式オンラインショップ 
TOEFLテスト日本事務局が運営するオンラインショップです。日本で唯一TOEFL iBTテスト公式オンライン模試を販売しています。

 

TOEFL iBT®テストオンライン模試 TOEFL iBT® Complete Practice Test
最新情報をチェックしよう!