第18回 アメリカ バージニア大学留学/毛利容子さん | 留学経験者インタビュー

 

アメリカ/バージニア大学留学
毛利容子さん

 

 目次
 なぜ留学し、バージニア大学を選びましたか
 なぜその国、その大学・その学部を選びましたか
 TOEFLテストのスコアは何点以上必要でしたか、またどのような勉強をしましたか
 留学中のエピソードを教えてください
 留学したことでどんな影響がありましたか(留学で得たもの)
 今後の展望についてお聞かせください
 これから留学を考えている人へのメッセージ

 

なぜ留学し、バージニア大学を選びましたか

そもそも英語を勉強し始めてからずっと留学したかったのですが、高校や大学の間に叶わなかったので、就職活動中からMBA留学は念頭においていました。運良く、留学に社内応募できる最初の年に留学候補生として選抜され、行けることになりました。

社費のため、その年に合格する必要があり、7校受験しました。面接の前にほぼ全ての学校にキャンパスビジットを行い、授業の雰囲気、学生の雰囲気、生活環境、自分がどれだけのことを吸収できそうなのか等を基準に見て回りました。

その際、最もフィット感があったのがバージニア大学ダーデン経営大学院(以下、ダーデン)でした。具体的には、①日本人が個人として認められていること(日本人の1人という認識ではなく、きちんと個人対個人で渡り合える環境)、②授業へのモチベーションが高いこと(ダーデンの授業は全てケーススタディで、授業を進めるのは基本的に学生です。よってモチベーションの有無が授業の質を大きく左右します。)、③伝統と歴史ある学校であること(校風や哲学)、に魅力を感じました。

①については、これは主観でしかありませんが、たまたまビジットした他の学校では、日本人とその他学生の間の気楽な会話のやりとりがほとんど見られなかったのです。ダーデンの場合、日本人はいても1人か2人であり、日本人同士が固まるような状況にはありません。私がビジットした際、案内してくださった日本人の先輩への周りの学生のカジュアルで気さくな態度は自然であり、学生同士の距離が近いと感じました。

②については、是非体感してほしいです。これこそ他校と比較すべきポイントだと思います。ディスカッションへの真剣さは本物です。コールドコール(*)が基本であり、挙手も当然の環境の中でこそ、引き締まった議論が繰り広げられると思います。

③についてですが、ダーデンは、アメリカ第3代大統領であり独立宣言文の起草者であるトマス・ジェファソン(Thomas Jefferson)によって設立されたバージニア大学のMBAプログラムです。学校そのものが世界遺産に登録されており、ジェファソンの考えを至る所で目にすることになります。

ビジット時と入学後のギャップはありませんでした。しっかりダーデンっ子になって帰ってきたと思います。

 

なぜその国、その大学・その学部を選びましたか

日本の学生生活等では、アメリカ英語とアメリカ文化を学んできていましたし、アメリカ英語も文化も好きでしたので、アメリカに行くというのは自然な選択でした。イギリスや他国では、自分の英語力を伸ばしきれない懸念と、文化の壁がさらに高まることによる理解不足を懸念しました。

結果、アメリカ英語は十分伸びましたのでアメリカを選択して大正解でした。もちろんクラスメイトのインド英語や中国英語等にもある程度慣れてきました。当時はインド英語も真似っこできるくらいでした(笑。最近は試してないのでうまく行くかわかりませんが)。2年時には授業中に、教授に「君、本当にジャパニーズージャパニーズなの??(アメリカンジャパニーズとかじゃないの??)」と聞かれるほどに英語力がついていました。

 

TOEFLテストのスコアは何点以上必要でしたか、またどのような勉強をしましたか

当時は100点が最低ラインでした。それ未満ではダーデンのディスカッションについて行くのは厳しいです。

リーディングは公式テキスト(The Official Guide to the TOEFL® Test)で自学習しました。ライティングは、Jackという個人で添削をしている方にお願いしていました。スピーキングは京橋にあるドナルド先生のところへ通いました。リスニングは一番苦手で、様々なテキストを試しました。

 

留学中のエピソードを教えてください

2年間の中で何を一番お伝えすれば良いのか非常に迷います。

アメリカ文化の影響を日本で既にある程度受けていたとはいえ、現地ではカルチャーギャップをたくさん感じました。簡単なところでは、What’s up? How’re you? と挨拶はもはや掛け声であって、お互い答えを返す必要がなかったりするのは驚きました。

ビジネス上で驚いたのは、ネットワーキングが日本と同じくらいかそれ以上に大切であることです。単にビジネス用のスキルがあればよいものではなく、一流企業へ就職したければ、数々のネットワークを築き、保つ必要があります。メール、面談、飲み会、等々持続する必要があるのです。

交渉の授業では、日本の根回しについて教えることがありました。ファイナンスの授業では株主優待について説明することがありました。私たちが当然のように思っていることが、アメリカ人や他国にとっては新鮮であり、日本を客観的に説明する機会はおもしろかったです。授業中にこういった発言をすることで、日本について知ってもらえるし、私自身のバックグラウンドや考えを理解してもらえることは私を理解してもらうことにも繋がります。その点でもダーデンの授業スタイルは私に合っていました。

ダーデンの場合は、助け合う精神に恵まれていることもお伝えしたいと思います。私はいくら準備をしていてもコールドコールを20分も当てられ続け頭が真っ白になったことがあります(1問1答で終わるものがほとんどですが、教授によっては、授業の最初から最後まで当てられる場合もあります)。そんな時、授業で活用しているメッセンジャーを通して、クラスメイトが答えをメッセージでくれたことがあります。ディスカッションは相手を蹴落としてポイント稼ぎをする!というようなピリピリしたイメージをお持ちの方がまだいらっしゃるとしたら、そんな怖いところではないのです。とお伝えしたいと思います。(当時は、自分のエクセルシートを授業で共有する際、先生が学生にコールを掛けて、スクリーン上に自分のエクセルを移したりするためにメッセンジャーが導入されていた。)

 

留学したことでどんな影響がありましたか(留学で得たもの)

まず外国人への偏見が薄れ、見た目で分からないことが多いと分かりました。だからこそアメリカ人は口に出して意見をはっきり述べて意思疎通を図るのですが、その際の意見の述べ方や相手への質問の仕方などは勉強になりました。謙りすぎずに、でも十分に気を遣う話し方は今後もお手本にしていきたいです。

また、どうリーダーシップを発揮するかということを常に考えるようになりました。MBA受験のエッセイの準備中にも熟考するテーマです。入学後も、授業に自分がリーダーシップを発揮せざるを得ない機会が散りばめられています。何が自分の強みなのか、どういうリーダーシップがあるのか、模索していきます。常時リーダーシップを発揮するのは難しいものですが、常時考える姿勢を持つマインドを持てた事は自身の中での大きな変化でした 。

【GBE(Global Business Experience)Programで
南アフリカに行った際、友人たちと。右から3番目が筆者】

 

今後の展望についてお聞かせください

今はまだ色々なことの過渡期にいます。まずは目の前のことを悔いのないようにやりきるつもりです。

 

これから留学を考えている人へのメッセージ

ご自身の準備状況によって、得られるものが大きく違ってきます。英語力はあればある程良いです。また、何かしらこれまでのビジネスでの(人に喜んで話したくなるような)成功体験があり、今後何かやりたい事が明確に見えている場合は、MBAのリソースをフルで使えることができると思うので、理想的だと思います。ただし、完璧な状態でいこうとしても、時間はあっという間に経ってしまうので、万全でなくても通常のMBAであれば平均年齢程度で入学できた方が楽しいと思います。性格等に大きく寄ることですが、精神年齢があまり高いと学校のイベント時に、周りが幼くみえてしまう可能性があります。

いつ行くのか、人によってタイミングがあると思います。行けるタイミングが見えた方は、今チャレンジすべきと思います。そして、できる限りの準備をして、楽しんでほしいと思います。

 

(*)授業中に突然指名され意見を求められること。

 

 


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

 

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TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
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