受験目的
大学で、英語の授業のクラス分けのために、初めて TOEFL ITP®テストを受験しました。
TOEFL ITP®テストを受験する前は大学受験が終わったことへの解放感や新生活の準備に追われていたこともあり、英語に触れる機会が一気に減っていました。その結果、「もっとできたはず」という悔しさが残るスコアになってしまいました。それと同時に英語は普段から触れていないとせっかく勉強してもすぐに忘れてしまうのだということを改めて思い知らされました。そして初回のTOEFL ITP®テスト後からは次回進級時の英語クラス分けに使われるTOEFL ITP®テストを意識するようになりました。
受験時の英語力
Listening、Structure/Written Expression(以下、Structure)、Readingの中でも特にListeningにはてこずりました。大学受験のListeningでは2回ほどリピートされることが多くその形式に慣れていましたが、TOEFL ITP®テストでは1回しか読み上げられません。そのため前の問題で答えに悩んでいる間に、気づいたら次の問題が読み上げられていたこともありました。StructureとReadingに関しても単語力や文法力が足りず、文章の流れがつかめなかったところも多々ありました。
受験時の課題
Listeningは1回しか流れないこと、各セクションもすべてマークしていないと正確な点数が出ない場合があることなど、他のテストとは異なるTOEFL ITP®テスト特有のルールを受験するまで知らなかったので、直前になって焦ってしまいました。問題量はどの程度なのか、各セクションはどのような問題傾向があるのかなど、事前にリサーチしておくべきでした。
受験対策
私は大学で開講されているTOEFL ITP®テスト用の講座の中で効率的にテスト対策をしようと思い、毎回の授業で行われるListeningのミニテストを本番だという意気込みで受けていました。初めてTOEFL ITP®テストを受けたときに、すべてのセクションに共通することは時間との戦いだと実感したので、自分なりに各セクションの効率の良い解き方を探しました。
Listeningは選択肢を最初に読んでから問題を聞くようにしたり、悩ましい問題は潔く飛ばすようにしました。Structureはとにかく類題を解くことで傾向をつかめるようにしました。Readingに関しては、すべて読んで細部まで理解してから問題を解いていては確実に時間が足りなくなる上、集中力も持たないので、Listening同様、先に選択肢を読んで答えを探すように心掛けました。
受験後の感想
2回目の受験では初回の時と比べて実力が出せたと思います。そして何よりもTOEFL ITP®テストの傾向が分かっていたことでリラックスしてテストに臨めました。しかし、2回目の受験が終わった時も確実な手ごたえがあったわけではなく、不安な部分がたくさんあったため、まだ実力が足りないと実感しました。でも目標としていたスコアである500をなんとか超えることができたので嬉しく思います。この結果に満足せず、また受験してさらに高いスコアが出せるように英語を頑張ろうというモチベーションに繋がりました。
これから受験される方へのメッセージ
私は大学に進学し全国各地から集まった個性豊かな友人たちに出会い刺激を受けたことで、自分の世界が広がり充実した毎日を送っています。英語ができるようになれば、日本だけにとどまらず世界の個性豊かな友人を作ることができると思います。その一つ一つの出会いが自分をより輝かせてくれる、そう思うと英語へのモチベーションが高まります。もちろん就職にも英語は役立つと思います。それも含めて英語を学ぶことは、自分自身の人生をよりよくする大きな一歩だといえます。英語はやらないで後悔することは大いにあり得ますが、やって後悔することはありません。これからも日々英語に触れて自分のスキルアップに繋げたいと考えています。
(*)①TOEFL ITP®テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITP®テストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITP®テストWebサイト「 テストの構成」をご確認ください。
みなさんから届いた「TOEFL ITP®テスト受験者の声」は下記をご覧ください。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場、オンライン受験の設定を行うことができます。
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
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