受験目的
私は去年の8月から7か月間、アメリカに留学しており、留学を通して語学力を上げるという目標が達成できたかどうかの確認のために留学の前後に TOEFL ITP®テストを受験すると決めていました。留学前は、参考書を解いたり、Listeningの例題を毎日解いたりしていましたが、思うように点数が伸びず、不安な気持ちのまま留学に行きました。留学中は毎日外国の友達や先生と話したり、エッセイの課題をしたりと、意識せずとも英語を使用する生活になり、自分の英語力に自信が持てるようになりました。帰国後、目標としていた500点を達成しているかどうかを測るために今回TOEFL ITP®テストを受験しました。
受験時の英語力
もともと4技能の中で得意だったListeningは、留学でより鍛えられたと感じています。留学前に受験した際は、長い会話になると理解が追い付かず、選択肢を絞れなかった問題も多くありました。しかし、留学を通して日常会話を英語で行うことで、頭で日本語に変換せずとも理解することができるようになりました。そのおかげで、TOEFL ITP®テストのListening問題も会話の内容を素早く理解することができました。Readingは、以前から苦手意識があったため、アメリカの大学でGrammarや長文読解の授業を履修して苦手克服に努めました。まず文章の構成をつかみ、パートごとに読解をしていくという方法で落ち着いて解くとこができました。たくさん英語に触れたことで、知識量が増え、自信を持って解ける問題が増えたことが点数アップの要因だったと思います。
受験時の課題
Listeningがもう少し上がっているかなと思っていたのですが、さほど点数の伸びがなかったのが今後の課題です。やはり、Listeningは実際に日常で聞いているからこそ上達するものであり、帰国後はそれが習慣化されていなかったと思います。映画やアメリカのニュースを英語で見たり、現地の友達とZoomでコミュニケーションをとるなど、Listeningスキルを維持できるようにしたいです。Readingは、文法のパートは短時間で解けるようになったと思いますが、知らない単語による時間のロスが反省点です。次回は知らない単語が出てきても素早く前後の文脈で推測して長文読解に時間を回せるようにしたいです。
受験対策
今回は留学時に身に付いた実力を測るためだったので、今回のために特別な対策は行っていませんが、参考書を何冊か購入し、TOEFL ITP®テスト独自の問題形式の練習は日々行っていました。留学中は分からない文法や長文の構造があればすぐ先生に聞いて、繰り返し自分でも確認をしていました。見たことのない単語が出てきた時は、日本語と英語で意味をまとめたノートを作成していました。
受験後の感想
2回目はTOEFL ITP®テストデジタル版を受験しました。受験会場ではなく、自宅で受けたため、リラックスして受けることができたと思います。しかし、テストは会場に行って受けたほうが、程よい緊張感を持って集中力を維持できるなとも感じました。今回TOEFL ITP®テストを受けたことで、自分の実力が伸びていることを実感し、自信が付いたとともに、さらに高いスコアを目指して努力していきたいとも思いました。
これから受験される方へのメッセージ
TOEFL ITP®テストは、自分の英語スキルの大きな一つの指針になると思います。1回目受けて満足がいかない点数でも、英語にたくさん触れることで、結果はついてきます。自分の目標となる点数を定め、何回もトライすることが大切だと思います。Listeningは、耳を慣らすためにニュースやラジオを聞くのがおすすめです。また、TOEFL ITP®テストは独自の単語や長文テーマなどあり、私は普段の英語学習では練習できないと感じたので、過去問を解いて傾向をつかんでおくと全体の時間配分もうまくいくと思います。一緒に頑張りましょう!
(※1)デジタル版の実施の際には受験時のネット環境が良好である必要があり、事前にチェックをいただきます。
(※2)ペーパー版は問題用紙と解答用紙が分かれております。
(*)①TOEFL ITP®テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITP®テストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITP®テストWebサイト「 テストの構成」をご確認ください。
みなさんから届いた「TOEFL ITP®テスト受験者の声」は下記をご覧ください。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
自宅受験TOEFL® Essentials™テスト
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。