受験目的
私は大学入学前から留学を目標としていたので、自分の英語能力を試すために受験をしました。受験するきっかけになったのは大学で案内のあった夏季休暇に開催されるTOEFL ITP®テストの対策講座でした。大学での長期休暇中に英語力を落としたくなかったのと、私自身留学にはまだまだ英語力が足りないと思っていたので講座内での目標であった500点を目標に勉強しました。
受験時の英語力
私は高校卒業後に就職し、その後大学進学を決意したため、高校で教わったことは全くと言っていいほど覚えていませんでした。大学入試の勉強も半年程しかできておらず、高校レベルの基本的な単語や文法もままならない状況でした。初めてTOEFL ITP®テストの参考問題を解いた時も、文法問題もほとんど分からず、長文問題の単語も読めないものばかり、というレベルでした。
受験時の課題
課題だったのはSection 1(Listening Comprehension)のリスニングとSection 3(Reading Comprehension)の長文問題読解でした。リスニングは1度しか読み上げられないので聞こえた内容をすぐに理解する必要がありますが、読み上げられる英語の速度が速く、慣れるのに時間がかかりました。また、Section 3では各10問の長文問題が5つ、計50問あるのですが時間が55分しかなく、かなり速く解いていく必要があります。初めはなかなか全ての問題を解ききることができず苦労していました。
受験対策
対策としては、学校で開催されたTOEFL ITP 500点突破講座というものを受講しました。私はそこで単語や文法の勉強よりも先にTOEFL ITP®テストの問題形式を理解しました。そうすることによって、これからTOEFL ITP®テストに向けてどういった勉強をしていけばいいのかというものを理解しました。また、練習の段階でなるべく本番を意識して1問にかける時間を厳しく設定して解いていました。主に使ったテキストはTOEFL ITP®テストの公式テスト問題&学習ガイドです。Section 1のリスニングは速さに慣れるまで何度も聞きました。Section 2の文法問題はまず、自分の持っている文法書を一通り解いたうえで練習問題を解き、どういう文法が使われているかが説明できるまで練習しました。Section 3に関しては時間を測りながらなるべく速く解く練習をしました。文章より先に問題を読むことによって速く解くことが出来ました。
受験後の感想
2回目も1回目とあまり点数は変わっていないのですが、初めて練習問題を解いたときよりも自分の英語力が向上しているのが分かりました。特にSection 3の練習をよくしていたので、英文を読むスピードが明らかに速くなりました。また、長文問題を速く解くのに必要なスキミングの能力がこのテストを通じて身についたと思いました。
これから受験される方へのメッセージ
アドバイスとしては一度過去問題などを解いてみて形式や難易度を把握し、自分なりの目標点を立てることをおすすめします。時間配分も練習問題解く時から意識しておくと段々速く解けるようになります。
私はこのテストを通じて英語力が向上し、自分の英語力に自信を持つことが出来るようになりました。このテストを受験する目的は留学に行くためや、私のように英語力を試すためなど様々だと思いますが、このテストのために勉強したことは必ず役に立ちます。皆さんも目標に向かって頑張ってください!
(*)①TOEFL ITP®テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITP®テストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITP®テストWebサイト「 テストの構成」をご確認ください。
みなさんから届いた「TOEFL ITP®テスト受験者の声」は下記をご覧ください。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場、オンライン受験の設定を行うことができます。
英語圏の大学・機関だけでなく、世界の大学・機関で、公式スコアとして留学や就活などに活用されています。コンピュータ上で受験し、スピーキングは回答音声をマイクを通して録音、ライティングはタイピングで回答します。
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