ETS公認トレーナーからのアドバイス
TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
神戸女学院大学 田岡千明先生 テスト本番以外で時間がある時…という条件でアドバイスさせてもらうと、少なくとも2~3日の時間をおいて、書いた時とは「違う自分」になって内容や英語をより批判的に確認するという方法があります。そのほか、より具体的なアドバイスとしては、
1.Google検索で自分が使っている表現が本当にあるのかどうか「面倒くさがらず」確認する。
二重引用符(“ ”)を付けて検索するとヒット数が出てきます。100%ではありませんが、一般的にヒット数が多ければそれだけ良く使われている自然な英語の繋がりと考えることができます。例えば「~をポジティブにとらえる」をcatch positivelyとしたけれど、実際使用されるのかどうか調べたければ “catch positively”で検索します(数だけでなくこの意味で使われているかどうかさっそく検索してくださいね)。
2. 代名詞が何を指しているのか批判的にチェックする。
きっとit, they, them, this, that など多数使っていると思いますが、ちゃんと指しているものがあるかどうかReadingの問題を作っているつもりで確認してみましょう。
甲南大学 津田信男先生 Independent Writingの場合は、次の3つの観点から採点されます。
1. Development of ideas(いかに自分の述べた意見をサポートしてアイデアを展開しているか)
2. Organization(パラグラフライティング:topic sentence, supporting sentencesやsignal words(However, On the other hand, Therefore,など)を使ってcoherence(一貫性のあるパラグラフ)になっているか。
3. Quality and accuracy of language used(正しい文法や適切な語彙の使用)
これを踏まえて自分の書いたエッセイを見直すと何が足らないのか気づくはずです。
田岡千明先生
神戸女学院大学 共通英語教育研究センター専任講師
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
横川綾子先生
明治大学 国際連携機構 特任教授
ETS Authorized Propell® Facilitator
ETS TOEFL ITP® Teacher Development Workshop Facilitator
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
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Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
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