【海外大学院合格体験記】Purdue University 木田さち奈さん -後編-|挑戦する大人たち 

『挑戦する大人たち』では、海外大学院留学を実現された方々に、留学への情報収集、TOEFL/GREスコアメイクの仕方、学習時間の作り方、奨学金取得方法など細かくお伺いしました。今回はPurdue University: College of Agricultureに留学をされた木田さち奈さんにお話を伺いました。

[MSc] 木田 さち奈さん
入学校:Purdue University: College of Agriculture

目標スコアまでの受験回数:TOEFL iBTテスト13回 / GREテスト4回
出願スコア:TOEFL iBTテスト90 / GREテスト320

 社会人から大学院留学へのステップ 
2021年 2月 TOEFL iBTテストスコアメイク開始
2021年 5月 TOEFL iBTテスト初受験 スコア:69 
2021年 7月 GREテストスコアメイク開始
2021年 7月 GREテスト初受験 スコア:300(Verbal: 141, Quant: 159, AW: 2.0 )
2021年 10月 レジュメ・エッセーの準備開始
2022年 1月 GREテストスコアメイク完了 スコア:320(Verbal: 150, Quant: 170, AW: 3.0 )
2022年 2月 TOEFL iBTテストスコアメイク完了
2022年 8月 Purdue University : College of Agriculture入学

※本記事は後編になります。前編の「大学院留学を目指した理由」「留学前の準備(情報収集、スケジュール管理、TOEFL/GREスコアメイク、学習方法)」「学校選び・エッセー」「奨学金/留学費用」「提出書類の準備」は、今回ご協力いただきました皆様の体験談をまとめたe-bookで無料ご覧いただけます。ぜひ下記からダウンロードしてご覧ください。

挑戦する大人たち

 

 目次
 大学院留学をしたからこそ学べたこと、得られたこと
 TOEFLテストを頑張ったことで得られたこと
 大学院留学を目指されている方・何かに挑戦したいと思う大人の方への応援メッセージ(動画)

 

大学院留学をしたからこそ学べたこと、得られたこと

私は現在、アメリカ留学の1年目です。2022年の8月からインディアナ州のパデュー大学に来ており、大学院で農業経済学の修士号取得を目指して勉強しています。

渡米前は、本当に不安でした。そもそも海外に住むのが初めてだったので、海外で生活している自分を想像できず、本当に自分にできるのだろうかと疑問に思っていました。それに加えて渡米前の時期には、体調を少し崩したり、日本国内でコロナの感染者が増加したり、円安が進行したり、日本から英語で諸手続きを進めるものの思うように手続きが進まなかったりして、一時期「ここまでして留学に行くことが本当に正解なのか?」と留学をとりやめることすら考えたくらいです。でも、アメリカに来てからは、想像していたよりもはるかに、“普通に”楽しく生活をしています。普段はアメリカにいることを忘れるくらいです。

大学院での学生生活では、英語での授業中の指示を(おそらく)私だけが理解できないということも日常茶飯事ですが、「クラスメイトに話しかける理由ができた!」くらいの気持ちで前向きにとらえ、まわりに助けてもらっています。クラスメイトがみんなフレンドリーで優しいので、ありがたいです。私の英語力は、特に留学開始当初は悲惨なものでした。(今でも似たようなものですが。)でも、込み入ったことを話せなくても、目が合ってにこっとしたり、クラスメイトの名前を覚えて呼んだりするだけならできるかもしれません。また、チャットやメールも活用すれば、なんとか意思を伝えることはできます。完璧からはほど遠いですが、「どうすればいいかな?」と一つずつ考えて、たまに良いアイディアがひらめいたりなんかして、それを一つ一つ試してみるのは楽しいです。小さな“挑戦”を思いっ切りできる場にいることは、貴重なことだな、とも感じます。

授業が始まってから一か月半くらいは、授業のペースをつかんで、キャンパスに慣れて…と毎日が慌ただしく、ひたすら勉強に追われる日々でした。クラスメイトとスムーズに雑談することもできないので、時々、孤独でもどかしい思いをすることもありました。でも、だんだんとできることも広がってきたようで、先日はクラスメイトとFootballを観に出かけたり、Christmas Showを見に行ったり、できることから一つずつ、アメリカ生活を楽しめるようになってきました。(Thanksgiving Break中はちょっぴりHomesickにもなったりもしましたが…。)

 

Purdue University留学 木田さち奈さん

 

TOEFLテストを頑張ったことで得られたこと

TOEFLテストは、私が学生時代から何度も経験してきたペーパーテスト、たとえば高校入試、大学入試や大学における試験とは全く異なるタイプのテストでした。この範囲を勉強していれば解ける、というタイプのものではなく、紙に記述して答えるタイプのものでもなく、どうすれば点数が上がってくれるのか手ごたえもなかなかつかめず(そもそも急激に点数が上がるような特効薬はないのかな、とも感じます)、精神的に本当にハードでした。

ただ、今まで受けてきたテストは、どちらかというとそのテストでいい点を取ること自体が目的であることが多かったように思いますが、TOEFLテストに関していうと、出願にあたり英語力の証明になることはもちろん、その後の留学中に必要となる英語力を身に付けるためのものでした。やればやっただけ、その後の留学準備・留学生活に、自動的に活きてきます。

また、TOEFLテストは、留学など、明確な特定の目的があって受けている人が多いです。そのため、(私が基本的に独学で孤独な戦いだったことも関係しているかもしれませんが、)テスト会場に行くだけでも、周りの人が同志のように感じて、刺激を受けることができました。その意味でも少し特殊な、受験している人一人一人の背景に夢を感じられるテストだなと思います。

 

Purdue University留学 木田さち奈さん

 

 

大学院留学を目指されている方・何かに挑戦したいと思う方への応援メッセージ

 

Purdue University留学 木田さち奈さん
木田さん

大それたことでなくても、自分の心が動くのであれば、是非挑戦してみてほしいなと思います。たとえば大学院留学を目指すとしても、正直、はじめの動機は立派なものでなくてもいいと思います。私は、「とにかくアメリカに行きたい。1年以上、海外に住んでみたい。そのためにビザが欲しい。」というのが出発点でした。心配しなくても、出願にあたってはエッセーを書く必要があり、留学で何を得たいのか、その後の人生でどう生かしていこうと思うのかなどを考える機会は十分にあります。また、エッセーで宣言してしまえば、たとえ後付けだったとしても気持ちはついてくるものです。海外に行くことが必須でただ一つの正解だとも全く思わないですが、だからこそ、まだやりたいなと思う気持ちが残っている限りは、まずは一つ、できることから進めて、どこまでいけるか試してみてほしいなと思います。

TOEFLテストの受験においては、なかなか必要な点数・思うような点数に届かず、テスト受験のたびに落ち込み、何度も「もうあきらめるしかないのかな」と思いました。勉強方法についても「これでいいのだろうか」と不安が付きまといましたが、周りの人のアドバイスに救われて、もう少し頑張ってみよう、を繰り返し、なんとかここまで進むことができました

実際に留学に来てみると、日本にいる時には想像していなかった経験や学びがたくさんあります。もともと学びたいと思っていた農業と英語はもちろんですが、それ以外のことから学ぶことのほうが多いのではないかとすら感じます。たとえば、様々な国・文化の人との交流がいかに新鮮で、価値観を豊かにしてくれるか。学生や教授たちが世界各国から集まっていることもあり、今では世界中の様々なニュースを身近に感じます。 また、自分は意外と好奇心が旺盛だったんだ、とか、自分のこの強みは日本でだけでなく海外にいたとしても十分に通用するんだな、などと自分を再発見することもできました

 

 

 

 

 

 

Purdue University留学 木田さち奈さん

木田さち奈さん

1992年生まれ、岐阜県出身。2015年東京大学経済学部卒業。大学在学中に公認会計士試験に合格し、大学卒業後は大手監査法人に勤務。その後転職し、食品関連会社の財務経理部にて勤務。農業生産により深くかかわる仕事がしたいと思うようになり、20228月からパデュー大学に留学し、農業経済学を学んでいる(修士課程)。

[州立総合大学] アメリカ/インディアナ州 ウェストラファイエット
Purdue University: College of Agriculture
Webサイト:https://www.purdue.edu/

 

※本記事は後編になります。前編の「大学院留学を目指した理由」「留学前の準備(情報収集、スケジュール管理、TOEFL/GREスコアメイク、学習方法)」「学校選び・エッセー」「奨学金/留学費用」「提出書類の準備」は、今回ご協力いただきました皆様の体験談をまとめたe-bookで無料ご覧いただけます。ぜひ下記からダウンロードしてご覧ください。

挑戦する大人たち


上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。


 

学習サポート・関連情報

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初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回×8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!

 

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公式eラーニング教材 Official TOEFL iBT Prep Course Plus

TOEFL iBTテストオンライン模試 TOEFL iBT Complete Practice Test

 

Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。

toefl_speaking_rubrics

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。

TOEFL iBT Writing Section Scoring Guide TOEFL iBTテスト スコアガイド (Writing)

TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。

TOEFL iBT®テスト/自宅受験TOEFL iBT®テスト「TOEFL iBT® Home Edition」
英語圏に限らず、世界160か国以上、11,500以上の大学・大学院、その他機関で活用されています。また日本国内でも大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、自己研鑽、レベルチェック、生涯学習など活用の場は広がっています。
TOEFL iBT®テスト対策

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TOEFL ITP®テスト
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。

TOEFL®テスト公式オンラインショップ 
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