【留学英語】TOEFLってどんなテスト?日本事務局ETS Japanに聞いてみた!にてTOEFLテストやETS Japanについて、色々伺わせていただきました。ここからは、最近のテスト業界の動向や海外大学を目指す方にとってのTOEFLテストの意義について議論できればと思っています。
共通テストの意義について
SATを使わない大学も出ていましたが、最近標準化された学力テストの重要性についての再考が始まっている傾向も見られます。元々、SATが廃止となった背景として、SAT対策にお金をかけられる富裕層と貧困層との格差を懸念してのことも一部としてありました。しかし、実際にSATを廃止してからは、SAT以外の部分での競争が激しくなったことも見受けられます。結果、アプリケーションをカラフルにするための課外活動が必要になるため、それらの課外活動などにかける費用について富裕層と貧困層との格差が顕著に現れる結果となりました。
大学側としては地域に根ざした教育を提供したい反面、優秀な生徒が欲しいというジレンマもあります。共通テストをどう活用していくべきか、トライアンドエラーをしている印象ですね。共通テストSATを再開するという大学も増えています。
入学のためでなく、入学後の成功のためのTOEFLテスト
▲ アメリカの大学では、課題の量が多く深夜まで勉強漬けの日々。
正規留学ならTOEFLテストは必須なのか?
▲ U-LABOの多くの学生が進学するカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
▲ コミカレでの授業風景
しかし、コミカレから編入を目指すルートであっても、良い4年制大学を目指すにはコミカレで良い成績(GPA)を維持する必要があります。そんな中で、これまでの教え子たちを見ていても、TOEFLテスト対策をしっかりしてきた学生の方が、好成績を収めている印象があります。
「【留学英語】TOEFLってどんなテスト?日本事務局ETS Japanに聞いてみた!」でも述べましたが、TOEFLテストでは技能統合型といって、「講義を聞いて(Listening)、文章を読んで(Reading)、自分の考えを書く(Writing)、もしくは、話す (Speaking)こと」が求められます。そして、これは、アメリカの大学の授業形式に非常に似ています。TOEFLテストほどアメリカの大学で必要な準備ができるテストはないため、今、TOEFLテストの勉強が大変という学生さんでも、後で勉強をやっておいてよかったと思う日がきっと来るはずです。そういう意味で、コミカレからの3年次編入を狙っている方にも、しっかりTOEFLテスト対策をしてからコミカレに臨んでほしいと口を酸っぱくして言っています。
▲ 小泉さんが学生時代にTOEFL対策のために愛用していた単語帳。
ボロボロになるまで使い込み5000単語を覚えてアメリカの大学に行ったらほとんど辞書を使わずに乗り切ることができた。
▲ 「ETS Official Guide to the TOEFL Test」は小泉さんが学生時代に使用していた教材。
TOEFLを作るETSからテスト詳細を知れたことは、その後の学習をする上で非常に役に立ったという。
結局コミカレ時代には、全教科オールAを取ることができ、UCLA(世界20位)に編入学し、飛び級卒業しました。留学前にTOEFLテストの勉強で苦しんでいたおかげで、後が非常に楽になったと感じています。
株式会社U-LABO
代表取締役社長:小泉 涼輔(こいずみ りょうすけ)さん
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)卒業。世界4大会計事務所の1つであるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)入社後、国際税務業務に従事。日本の多国籍企業へのコンサルティング経験を通じて、将来のグローバル人材育成の重要性を痛感し、U-LABOとして世界トップ大学への進学・留学サポートを開始。日本で最もカリフォルニア大学編入に精通した専門家の1人として、これまでに多くの学生を合格に導いており、2022年にはUCLAが選ぶグローバルに影響を与える事業100(「UCLA Bruin Business 100」)に選出されている。
株式会社U-LABO
設立:2021年 (前身2012年創業)
世界トップレベルのカリフォルニア大学(UC)への編入学を実現するための留学サポートを提供する留学・教育会社。編入制度を熟知した専門カウンセラーによる的確なアドバイスときめ細やかなフォロー、保護者への定期報告、UC編入後から就職までをもカバーする包括的なサポートを強みとしています。前身であるUC LABO設立以来、UC合格率100%、UCトップ校合格率89%の実績を誇り、今年度の「UCLAが選ぶグローバル社会に影響を与える事業100(原題:UCLA Bruin Business 100)」に選出されるなど、今留学業界で最も波に乗っているベンチャー企業です。 URL:https://ulabo.org/
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。
学習サポート・関連情報
★テスト受験までの8週間サポート★
初めてTOEFL iBT®テストを受験される方のうち、次の対象者には週1回✖️8週間 の受験支援メール配信とTOEFL iBT® Test Prep Plannerの無料配送を行っています。
対策塾などに通わず、独学で勉強されている皆さん、「TOEFL®テストの勉強は孤独・心配・不安…」と感じていませんか?
ETS Japanは、8週間サポートを通じて、学習計画の立て方や、勉強に必要な情報の探し方をお手伝いします。目標スコア獲得に向けて受験日まで一緒に進んでいきましょう!
★公式教材を利用して目標スコアを目指そう★
目標スコア別に公式教材を利用した学習法を教材ショップのスタッフがご提案。学習の目安や各教材ごとの学習方法など、ぜひ参考にしてください。
Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test
各セクションは0~30のスコアで評価され、そのスコアに応じて4または5段階のレベルに分けられます。このレベルはTOEFL iBT®テストにおけるCEFR levelを反映しています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Speaking)
Speakingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT®test」と併せてご活用ください。
SpeakingはETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されており、Delivery(話し方)/Language Use(語彙の使い方)/Topic Development(トピックの展開)の大きく3つのポイントに分かれています。
TOEFL iBT®テスト スコアガイド(Writing)
Writingセクションの採点基準です。上記の「Performance Descriptors for the TOEFL iBT® test」と併せてご活用ください。
Writingに関してもETSが公表しているスコア基準表に沿って採点されます。採点基準はIndependent Task用・Integrated Task用にそれぞれ作成されています。
英語圏に限らず、世界160か国以上、11,500以上の大学・大学院、その他機関で活用されています。また日本国内でも大学/大学院入試、単位認定、教員・公務員試験、国際機関の採用、自己研鑽、レベルチェック、生涯学習など活用の場は広がっています。
自宅受験TOEFL® Essentials™テスト
2021年から自宅受験型の新しいテストとしてリリースされました。約90分の試験時間、短い即答式タスクが特徴のアダプティブ方式の導入されています。公式スコアとして留学や就活などにご利用いただけます。
TOEFL ITP®テストプログラムは、学校・企業等でご実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。全国500以上の団体、約22万人以上の方々にご利用いただいています。