第19回 TOEFL ITP®テストペーパー版導入校 | 三田国際学園中学校・高等学校 楢島知哉先生

 

 

 TOEFL ITP®テストペーパー版
三田国際学園中学校・高等学校
インターナショナル指導部長 英語科
JAOS公認 留学カウンセラー  楢島知哉先生

三田国際学園中学校・高等学校における、TOEFL ITP®テストの導入や活用方法に関して伺いました。

 

 目次
 導入の背景
 導入の活用方法

 

導入の背景

本校を国際化するにあたってインターナショナルクラスを設置し、現在では一学年につき40名弱の国際生が在籍しています。このクラスのホームルームクラスは英語力にかかわらず編成され、日常的に異文化交流や異文化理解を深められる環境を整えています。一方、英語の授業はStandard、Intermediate、Advancedの3段階に分かれています。Standardはゼロベースからの英語教育を行っていまして、国内の公立小学校に通っていた生徒が中心になります。ただ、ゼロベースとはいえ英語ができる生徒も多く、入学前に英検3級や準2級を取っている生徒もいます。Intermediateは3段階の真ん中というよりはAdvanced寄りで、英語でのコミュニケーションに関しては問題がないものの、文法やライティングについては強化をする必要がある生徒たちです。Advancedには主に国際生が在籍しており、英語・数学・理科・社会の主要科目はネイティブスピーカーの教員によるオールイングリッシュの授業を受けることができます。

今回TOEFL ITP®テストを導入した背景としては、ここ1~2年ほど国際生たちの英語力を測る指標を模索していた経緯があります。それまでは入学初年度に別の英語の試験を受けさせていたのですが、高得点を取る生徒ばかりで正確な英語力を測ることができませんでした。そうした状況の中、本校の生徒の英語力に適しており、かつ学内で実施できる試験ということで、TOEFL ITP®テストを導入しました。

 

導入の活用方法

実際に導入したところ、中学1年生でも600点を軽くオーバーする生徒が相当数いる一方で、Advancedでも400点台の生徒がいることが分かりました。以前のテストでは測ることができなかった英語力を可視化できたことが、非常に大きかったと思います。また、分野別の弱点も把握することができるので、生徒の成績に応じて今後の指導方針を決められるようになったというのも、大きな利点だと思います。

高校についてですが、主に国際生は海外の大学進学に特化したインターナショナルコース アドバンスト(ICA)に進級しますが、そこではTOEFL iBT®テストの受験を義務付けています。すでに中学生の時にTOEFL ITP®テストを受験しているので、繋がりも非常にスムーズで理に適っていると思います。そうした点でも、TOEFL ITP®テストの導入は本校にとって非常にプラスになっています。

 

 

三田国際学園中学校・高等学校 楢島知哉先生

東京都出身。大学を卒業後オーストラリア・カナダ・イギリスの3カ国に渡り、各国の現地校にて日本語教師として勤務。帰国後複数の私立中高一貫校で勤務した後、平成26年4月より戸板女子中学高校(現三田国際学園中学高校)に奉職。現在インターナショナル指導部長として学園のグローバル教育を推進している。
趣味は旅行。世界36か国、47都道県に行ったことがある。

三田国際学園中学校・高等学校
世田谷区にある私立中学校・高等学校。1902年の創立時より受け継がれる建学の精神を活かし、グローバル時代を迎えた2015年、校名変更・共学化と併せて教育改革を行った。“発想の自由人”というビジョンを掲げ、「考える力」を始めとする5つの力を伸ばす相互通行型授業を実践している。中学は3クラス、高校は4コース制。インターナショナルコース スタンダートは、長期・短期留学制度を整え、インターナショナルコース アドバンストでは、主要教科をAll Englishで実施している。
Webサイト:http://www.mita-is.ed.jp/

 

 

 


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